証券会社が糸口

外国為替レートの仕組み

私たちFXトレーダーを幸せにもすれば、不幸のどん底にもたたき落とす為替レート。
まったく動かないかと思えば、急に大きく動いたり、上がると思えば下がり、下がると思えば上がり・・・なぜ外国為替レートは変更するのでしょうか。

為替レートは相対取引です。
相対取引というのは、売る側と買う側が合意すればその値段で取引が成立する取引のことを言います。
それに対して上場企業の株など、注文の受付は証券会社が受け、実際の取引は別の市場で行われる取引を、取引所取引と呼びます。
FXで取り扱う外貨の場合、買い手・売り手はほとんどが銀行か投資家です。
このため、銀行・投資家が取引する為替市場で基準価格が決まります。
銀行や投資家のトレードに応じて、各通貨の需要と供給が決まり、需要の高い通貨は高くなり、需要の低い通貨は安くなります。

外国為替のレートは、大きく動く通貨もあれば、小さく動く通貨もあります。
あくまで一般論ですが、通貨は流通量が多く、安定した国の通貨ほどレート変動(値動き)が小さくなります。
逆に流通量が少なかったり、世界が注目するようなニュースを常に抱えている注目国のレートは変動しやすい傾向があります。
この相場のレート変動幅をボラティリティと呼びますが、アメリカドルは比較的ボラティリティの幅がないことで昔から有名です。

通貨はそれぞれの国の、経済状況を色濃く反映します。
アメリカが景気回復をうたえば、ドル高になりますし、日本で貿易赤字などが膨らめば、円安になります。
通貨の中で一番強い影響力を持っているのは間違いなくアメリカドルです。
ユーロ安や円安が進むのは、ユーロや円が安くなったというより、米ドルが高くなったため、相対評価でユーロや円が安くなったように見えていることがほとんどです。
アベノミクスは決して日本円単独の力で円安が進んでいるのではないのです。

一方、全くといって良いほどレートが動かない通貨もあります。
これらは各国の通貨当局が為替に介入してレートを調整しているからです。
スイスフランや中国の元などがこの例ですね。

日本円や米ドルなど、成果経済に大きな影響を与える通貨も、あまりに急激なレート変動があると各国に影響が出るため介入が行われることがあります。

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